延岡観光協会

ちりめん

ちりめん漁

ちりめんジャコ漁は、宮崎県の日向灘から大分県の日豊海岸のほか、鹿児島県志布志湾や吹上浜などで行われています。「ちりめん」は、4月から12月まではカタクチイワシの稚魚、12月下旬から3月にかけてはヒラゴイワシあるいはウルメイワシの稚魚が用いられており、製品としてはカタクチイワシを使ったものは、高級(上物)となります。

大きさによって小すじ、中すじ、太白に分けられます。
成長するにつれて、カエリ、小羽、中羽、大羽、と呼び、カエリから大羽まではイリコになります。

製造過程

ちりめん

体長わずか1~2㎝の「ちりめん」は、黒い目と側線が目立ちますが、煮え立った熱湯で2分ほどゆでると透明なちりめんが瞬時に真っ白に変わります。

その後、ザルに分けられしばらくして水切りをし、干し網に種まきの要領で散らすように広げられ天日乾燥しますが、1時間から1時間半程度天日干しされたものが「若干ちりめん」で、やわらかいのが特徴です。主に関東、中部地方へ送られています。3時間程度天日干しされた乾燥ものは、関西方面に送られています。

一般的に、小すじは九州内、中すじもの(若干)は関東、中部地方、太白もの(乾燥)は関西で喜ばれます。

食べ方

「大根おろし」に添えたり、「酢の物」にも合います。また、地域によっては生の「ちりめん」を「てんぷら」にしたり「お吸い物」にも用いられます。

ちりめんが買えるお店はこちら

 

Pocket